2016年に出た新譜を振り返る
12月に入り、
年末に差し掛かってきましたので、
ここらで今年の振り返りをしたいと思います。
少し時期尚早かもしれませんが、
前々からこの記事は書きたい!と思ってて書き溜めてて、
それが割と早目に完成したので。
拙い説明になるかもしれませんが、
(音楽用語にあまり自信がない)
やっぱり今年出た新譜には多少触れておかねば。
以前紹介したものも改めて紹介していきたいと思います。
2016年12月9日にジャンル、アゲサゲの表記と、
主要な曲の動画を追加しました。
赤字:ジャンル
青字:アゲ・サゲの具合(テンポの速さ)
- Creepy Nuts「たりないふたり」
- MOP of HEAD「and touch you」
- 80kidz「5」
- レキシ「Vキシ」
- MAYER HAWTHORNE「MAN ABOUT TOWN」
- THE 1975「I LIKE IT WHEN YOU SLEEP,FOR YOU ARE SO BEAUTIFUL YET SO UNAWARE OF IT.」
- KING「WE ARE KING」
- KEITA SANO「THE SUN CHILD」
- BIFFY CLYRO「ELIPSIS」
- RADIOHEAD「A MOON SHAPED POOL」
- Breakbot「STILL WATERS」
- CLASSIX「FARAWAY REACH」
- JEAN TONIQUE「YOU」
- mitsume「A LONG DAY」
- KANDACE SPRINGS「SOUL EYES」
- JUSTICE「WOMAN」
- 終わりに
Creepy Nuts「たりないふたり」
ヒップホップ
かなりアゲ
- アーティスト: Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)
- 出版社/メーカー: Trigger Records
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: CD
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これは去年の12月に後でも紹介するMOP of HEADのライブに行った時に、
対バンとして来ていたCreepy Nutsの二人が、
その次の1月に出したミニアルバムなんですが、
R-指定のメッセージの籠ったラップが強烈
ですごく売れた様で、
それで僕も買ってみたんですよね。
あと、楽曲に表面的に出てくるのかは分かりませんが、
相方のDJ松永のターンテーブルのテクもすごくて。
聴いててすごく上がります。
わずか5曲のアルバムですが、強烈ですよ。
MOP of HEADとの共作「爆ぜろ‼︎」も激しくて良いです。
MOP of HEAD「and touch you」
エレクトロ、ポップ、ハウス、クラブジャズ
ややアゲ
流れでMOP of HEADにいってみようと思います。
元々インストのバンドで、
エレクトロやハウス、ドラムンベース、クラブジャズ、
その辺りを人力で表現するバンドなんですが、
このミニアルバムではボーカルを他から呼んできて、
全部歌もので構成しています。
いつもなら結構激しい曲が多いのですが、
このアルバムはゆっくり聴ける曲が多いです。
SUPER BEAVERの渋谷龍太をfeatureした、
「Wonder Boy」が好きです。
(SUPER BEAVERがどんなバンドなのかはよく知りません(笑))
MOP of HEAD "Do It feat. UCARY & THE VALENTINE " Official Music Video
80kidz「5」
エレクトロ、ポップ、ロック、ハウス
アゲ
日本のエレクトロのパイオニアとして知られていて、
僕も大好きな80kidzですが、
今エレクトロの有名所がなかなか新作を出さなくなっているんですが、
(と言っても、
今年はJUSTICEやデジタリズムが新作を出したりして、
意外に豊作ではありましたが)
80kidzはいろいろなバンドやアーティストとコラボする事で新しい物を作っています。
今回は昔のTWO DOOR CINEMA CLUBの様な、
軽快でポップなロックの曲が多いです。
RIZEやDRAGON ASHでもやっているKENKENが参加した「GONE」は、
ブリブリくるベース(この場合ややこしいけど、弦楽器の方のベース)
がたまらないです。
下はライブ映像。
80KIDZ "Gone feat. KenKen" 2016.05.15
レキシ「Vキシ」
ロック
アゲ
レキシの5枚目のアルバムですね。
毎回タイトルが似た様な感じなので、
何枚出してるのか分からなくなる…(笑)
個人的に、
「一休さんに相談だ」
がすごく好きです。
泣けるメロディなのに、
一休さんが出てくるのがすごくふざけてる感じがして、
これが楽しい(笑)
あと、今回はキュウソネコカミとかが参加してたりして、
ロック色強いですね。
レキシ - 「KMTR645 feat. ネコカミノカマタリ」 Music Video+メイキング
MAYER HAWTHORNE「MAN ABOUT TOWN」
ソウル、R&B
ちょいサゲ
サマソニ前で紹介したアーティストも改めて紹介するのですが、
tatsuyakawakami.hatenablog.com
サマソニでのライブも良かったんですが、
(めちゃめちゃ暑くなかったらもっと良く感じたかな、
とは思ったものの)
このアルバム、めちゃめちゃ聴きました。
特に暑さが落ち着いてきた10月頃。
海辺で椅子に座って聴きたい
様な感じで、
落ち着く感じがすごく良いです。
LOVE LIKE THATのアナログが当たったのも、
今年の個人的イベントでしたが、
しかし、こういうソウルとR&Bの中間な感じが好きですね。
リズム良くソウルフルに歌う感じが。
Mayer Hawthorne – The Valley // Man About Town Album (2016)
THE 1975「I LIKE IT WHEN YOU SLEEP,FOR YOU ARE SO BEAUTIFUL YET SO UNAWARE OF IT.」
ロック、エレクトロポップ、ファンク、ゴスペル?
アゲサゲ中間
I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it
- アーティスト: The 1975
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック合同会社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: CD
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子供の声を使ってたりとか、
教会で流れていそうなゴスペル感を出してていいです。
MAYER HAWTHORNEの後に紹介するのは、
流れ的にすごく良いんじゃないでしょうか?
その割に2曲目の一見ヘンテコな感じがする、
ファンキーな流れが最高です。
UKのイケメンエレクトロポップバンドではありますが、
割と年齢層高めの人に受けてる音ではないでしょうか?
このアルバムはあまりテンションが上がる環境ではなく、
落ち着いた場所で聴く方が映えますね。
2014年のサマソニで生で見れましたが、
1stアルバムが出たばかりでしたが、
これがまた爽やかで良いんですよ。
今年のサマソニでは残念ながらRADIOHEADとかぶってしまって、
流石に断念しましたが、
やっぱり勿体無い感はありますね。
バンドの雰囲気を一言で言ってしまうと、
レッチリから刺々しさを抜いて電子音を入れた感じ
ですかね。
KING「WE ARE KING」
ソウル
サゲ
今月の単独、行きたかったな〜。
イエモンが期待していた程ではなかったので、
後で考えればこっちを見た方が良かったのかな。
オーシャンステージに規制がかかる可能性があったし、
ソニックステージとオーシャンの距離を考えれば、
どちらにしても見ない選択をしていたかもしれませんが。
しかし、初めてグリーンハウスで試聴した時、
今まで感じた事の無い、
不思議で優しい世界観
に一発でやられましたね。
ルックスもかなりインパクトがありますが…(笑)
かと思いきや、
後の方の曲でシンプルに歌い上げるソウルな曲が続いて、
最初から最後までゆっくり落ち着いて聴ける感じですごく良いです。
KEITA SANO「THE SUN CHILD」
テクノ・ハウス
アゲ
岡山のアーティスト、
サノケイタさんのアルバムです。
tatsuyakawakami.hatenablog.com
この時のライブもパワフルでブチ上がる内容でしたが、
このアルバムもパワフルなハウスになっています。
今年、どこだったか世界でツアーを回っている人でもあって、
もしクラブとかで目にする機会があれば、
是非ライブを見てくださいね!
ちなみに、ジャケットは岡山駅東口の噴水がモチーフだそうです。
このアルバムの動画がYouTubeで見つからなかったので、
これで。
BIFFY CLYRO「ELIPSIS」
ロック
アゲ
BIFFY CLYROの3年ぶりの新作ですが、
夏にはロックが聴きたくなるものでよく聴いてました。
最初聴いた時はなんだかよくわからないまま一枚通して聴いたのですが、
聴き込んでいくと良いリズム感でなんだか気持ちよくなってきます。
今回そんなに速い曲は無いんです。
ミドルテンポで重めのギターをジャカジャカ弾く感じの曲が多いですが、
ゆったり目の曲も織り交ぜて、という感じで。
少し大人し目ではありますが、
割といつも通りな感じはします。
でもまあ、「PUZZLE」とか「ONLY REVOLUTIONS」
みたいな良作を期待してたから、
ちょっと物足りないかなあ…(笑)
Biffy Clyro - Wolves Of Winter (Official Video)
RADIOHEAD「A MOON SHAPED POOL」
ロック、ジャズ
ややサゲ
このアルバムの良さが分かってきたのは夏が終わって、
秋になってからでしたね。
僕としては、
RADIOHEADが一番気持ち良く聴ける時期が秋
なんですが。
というか、サマソニでのライブはやはり、
昔の曲を期待してしまっていたので、
このアルバムの予習はおざなりな感じでした。
でも、上記の様に一番よく聴ける季節になって聴いたら、
やはりすごく良いアルバムだな、と。
曲調としては、特に以前のRADIOHEADから進化はしてない様に感じます。
むしろ、前作「THE KING OF LIMBS」が、
ダブステップ寄りの異色な作品だったために、
原点回帰な感じが強いでしょうか。
(僕は「LOTUS FLOWER」は大好きです)
突出した良い曲っていうのは無くて、
一枚通してじっくり聴けるアルバムですね。
このアルバムをもっと聴き込んで、
もう一回単独公演でもやってくれたら最高かもしれませんが、
西日本にはあまり来てくれないので厳しいかな…(笑)
Breakbot「STILL WATERS」
このアルバムは今年すごく聴きました…!
聴き過ぎて今年出た作品だったかを疑った位です(笑)
エレクトロファンクというジャンルだったので買いましたが、
最初は6曲目の「GET LOST」のPVを見てやられました。
細く動作がループする動画も面白いのですが、
最近ソウルが好きなのもあって、
そういうソウルやファンク的な声を、
フレンチっぽいゆったりしたリズム感のあるビートに乗せる。
これは…気持ち良いです。
前にルイダーでこれをかけたら、
「AORだ」と言われましたが、
大人の音楽という感じのゆったり感がありますね。
しかも、オシャレ感満載です(笑)
CLASSIX「FARAWAY REACH」
ハウス
ややアゲ
このアルバムは3曲目のPASSION PITが参加した曲が好きですね。
というか、むしろこの曲しか聴いてない位に良いです…(笑)
浮遊感がすごく良い。
最近、ソウルやディスコもたくさん聴きましたが、
こういうディープハウス的なのもやはり捨てがたいです。
どの道グルーブ感と浮遊感、リズム感、
そんな感じが好きですね。
下のはこのアルバムより少しアゲ目ですが一応貼っておきます。
JEAN TONIQUE「YOU」
ハウス、ディスコ
アゲ・サゲの中間
これはTwitterでタワレコのアカウントがつぶやいているのを見て知ったんですが、
エレクトロディスコというジャンルで呼ばれてましたが、
音の少ない静かでゆるやかな打ち込みと
切なくてか細いボーカル
の「Guest(feat. Iris)」がすごく良いです。
シンプルな作りなんですが、すごく耳に残る。
余談ですが最近のJ-POPなんかは、
やたら耳に残るのが不快でしかない曲が多いんですが…、
J-POPじゃないけどこの曲は全く不快感ないです。
Jean Tonique - Guest (feat. Iris)
mitsume「A LONG DAY」
ロック
ややサゲ
最近割とこういうバンドも好きで、
(STARS ONに毎年行ってる影響ですかね)
tatsuyakawakami.hatenablog.com
最近こういう静かなポップのバンド多いですよね。
雨の日とかに聴くのがすごい。
ため息で歌っている様な、
かすれてなくなりそうだけど、
それが良い静寂感あって。
大人のポップですね。
あ、ポップといっても音は軽くてゆっくりですよ。
ikkubaruとか好きな人にはいいんじゃないですかね。
ikkubaru - amusement park (official MV)
今年出たアルバムではないですが、
ikkubaruも好きです。
- アーティスト: ikkubaru
- 出版社/メーカー: Hope You Smile Records 販売:密林社
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
似てますよね。
でも、どっちも好きです。
僕が月一回DJをする第四土曜日ルイダーの会でかけようかと思いましたが、
何回か他のみんなとかぶって、
かけるのをやめようかと思ったくらいです。
(お金が無くて音源をそんなに準備できないので、
かけましたが…(笑))
KANDACE SPRINGS「SOUL EYES」
ジャズ、ソウル
サゲ
この人はすごく落ち着く良い声をしてます。
今年は本当にソウルとかジャズとかこういう歌声の人をたくさん聴きました。
1曲目の「TALK TO ME」がすごく聴いてて心地よくて。
声がよく伸びる女の人の歌声って、
聴いてて気持ちが良いですね。
しかし、このジャンル、
開拓したばっかりだから、
あまり詳しく書けないなあ…。
ただ、このCDを買った時、
「ブルーノート」っていう聴いた事ある単語が出てきたので、
これからジャズとかを聴く場合のキーワードになるんではないかと思う。
Kandace Springs - Talk To Me - Later… with Jools Holland - BBC Two
JUSTICE「WOMAN」
エレクトロ、ハウス、R&B
ややアゲ
11月に出たJUSTICEの新作、
なかなかハマります。
内容としては、5年前に出た2ndからそんなに変わらない感じで、
そこに少し今の流行りを足している様な、
そんな感じを受けます。
要するに、
昔からのファンの期待を全く裏切らない内容
というわけで、
1st、2ndが好きだった人も聴いてみた方が良いと思います!
しかし、上記のデジタリズムといい、
最近エレクトロのスターがしっかり昔を彷彿させる新作を作ってくれて、
ありがたいです。
有り得ないと思ってましたが、
エレクトロのリバイバルって有り得るのかなあ…。
JUSTICE - RANDY (A live installation by Thomas Jumin)
終わりに
まだ12月がまるまる一ヶ月ありますが、
後半は忙しそうなので、
この辺りで書いといて良かったんじゃないかと思ってます。
まあ、DJ KYOKOの新しいミックスCDとか出るんですが、
待てないな(笑)
取り敢えずお金が無い割に新作を結構買えたな〜。
と思えて良かったです。
他にも今年を振り返る記事を書こうかな。
それでは、読んでくれてありがとうございます!